2024年3月時点の
県民共済住宅で出来る事/出来ない事の資料を載せておきます。
仕様はころころ変わるようなので実際に建てる際は県民共済住宅へ確認したほうがいいと思います。
◆オプション対応表
特に気になる項目としては、以下の通りです。
金属サイディング(ガルバリウム) 不可 …ガルバリウムだとメンテナンス費用を抑えられるので選択できるようにしてほしいです
軒天 木目調 不可 …おしゃれ注文住宅といえばこれ!という項目、色の変更なら可能なようです
アルミスチール階段 不可 …こちらもおしゃれな住宅でよく見ます
吹付断熱 不可
太陽光パネル 和瓦、ガルバに設置 不可 …太陽光の設置を考えている方は洋瓦になるのかな?
トリプルサッシ 可 …気密性を意識していない会社なので、ここまでする必要がない気がしますが、選べるだけ◎
防音建具(大建工業) 可 …書斎や音楽部屋など防音にしたい場合オプションで採用できるそうです
洗面台標準以外 可 …標準洗面台でも必要十分ではありますが、費用が許すならおしゃれにしたい部分ではあります!
◆3階建てと準防火地域について
3階建ては、固定費440,000円+29,150円/坪ということで35坪だと1,460,250円増になるようです。
更に3階居室面積が30㎡(約9坪ちょっと)を超える場合は、追加で19,800円/坪
35坪だと693,000円で合わせて2,153,250円増となります。
また、近隣地の方の承諾書を自分で取ってくる必要もあり、現実的にはかなり難しいのではないかと思います。
準防火地域(2階建て)では、
固定費550,000円+19,800円/坪で35坪だと1,243,000円増です。
さらにガラスが遮熱タイプから断熱タイプになるとのこと…。
断熱タイプなので日射取得を考えて南面にできるだけたくさん設置して、北東西はできるだけ少なくするのが良いです。(本来ならば南以外は遮熱タイプにしたいが不可)
埼玉県南部で駅近くの土地はほとんど準防火地域に該当すると思います。
私の土地も準防火地域ですので後々実際にかかった費用などを紹介できればと思ってます。
◆間取り作成にあたっての注意事項
最大スパン2間(3640mm)は木造在来工法では一般的ではないでしょうか。
バルコニーは標準で6.6㎡(2坪)まで。
奥行(2275mm)や外壁より455mm以上1060mm以下というルールもありますが、バルコニーをつける人は減ってきているそうなのでそこまで気にはならないかもしれません。
隣地境界からの距離(最小750mm)に関しては、土地が狭い場合もっと近づけたいですが、県民共済住宅で建てる以上あきらめるしかありません。
一応民法上では500mm開ければ問題ないようです。
シャッターや収納扉に関しては、長さや数が決まっていますが、洋室建具は個所数に関係なく標準らしいです。
標準内で一つの部屋にたくさん入口を付けられるってこと?
玄関ポーチのタイルは8㎡(2.42坪)もある為、ほとんどが標準の範囲内で可能だと思います。
◆直下率に関して
県民共済住宅は標準で耐震等級3となっているので必要な制限だと思います。
日本は地震大国なので耐震等級3は必須です。潰れてから後悔しても遅いです。
いろいろと制約はありますが、値段と性能を考えたらコスパは最高です!
県民共済住宅で建築を考えている皆様のお役に立てれば幸いです。